愛犬の避妊手術

ベルブログ

この日がくるまで、ずっとソワソワ落ち着かない日々を過ごしていました。

避妊手術。

動物病院は、将来の生殖系の病気の予防できると、妊娠をさせないのであれば避妊手術を推奨しているところがほとんどの印象で、

人間の勝手で…と思いがちな飼い主にとっては、そういう大きなメリットで決断できる人も多いのじゃないかと思います。

私もそうだったのですが、とはいえ、全身麻酔や手術で体に大きな負担が伴うことには違いないので、

やっぱり手術自体には不安が大きかったです。

今回は、その避妊手術の話をしたいなと思います。

愛犬の負担をとにかく軽く。抜糸の必要ない皮膚縫合手術ができる病院をさがす

今回、ベルを迎えたときから通っていた病院じゃなく、別の病院で避妊手術を受けることにしました。

保険の窓口精算ができない病院だったので、最初に通う病院として選択肢にはなかったのですが、

家からも割と近くて、避妊手術はどのみち保険はきかないので、術前検査からこちらの病院でお願いすることにしました。

私がこの病院を選んだ最大の理由は、 抜糸が不要でエリザベスカラーも必要ない手術方法だったことです。

病院のHPを見ると、実際に手術にかかる費用も明記されていて、費用も良心的な価格でした。 

こうやって費用も予め確認できるのは有り難いなと思いました。

とにかく人気のある病院なのか、待ち時間はとても長かったのですが、そんなことは手術の負担が軽くなることを思えば、何でもないことだと思いました。

先生も、とても頼もしい感じの方で、手術のメリット、デメリット、手術を受けるタイミングの提案、そして、何より、手術は日帰りで、次の日から散歩も可能で早く普段通りに戻ってもらえますよ、としっかりとした口調で話していただいて、

ここなら任せても大丈夫だと思いました。

手術を受けるタイミングは、初生理前に受けるのが1番病気のリスクが少ないと言われているのは知っていましたが、

生理前の生殖器が未発達で小さい場合も正確に摘出するという意味で負担が大きくなる場合がある、という話は初めて聞いたことで、

こういうこともしっかり説明してもらったことも良かったなと思いました。

仮に手術直前に生理がきてしまって延期になったとしても、後述のリスクは防げたと思えることができますしね。

実際そういうタイミングで生理がきたわんちゃんもたくさんいたそうです。

今回行う避妊手術は、皮膚の表面に糸を出さずに、真皮と呼ばれる皮膚の内側を溶ける糸で縫い合わせる方法で、抜糸の必要ありません。

そのため、術後に通常必要となるエリザベスカラーも必要ありません。

これは、ベルにとってかなり負担が減るだろうと思いました。

傷口は絶対舐めるだろうし、エリザベスカラーなんて付けた日は全力で嫌がり大暴れすることが目にみえているからでした。

(基本的に服も首輪も帽子も大人しくつけさせてくれません)

散歩も元気であれば、次の日からでも可能というのも、散歩好きなベルにとっては有り難いことでした。

ベルにとっても飼い主にとっても負担は最小限に抑えられる手術をしてくれる病院だと思いました。

術前検査

避妊手術前には、全身麻酔に耐えられる健康状態かを確認するための術前検査があります。

こちらの病院では、術前検査として血液検査を実施していました。

ちょうどフィラリア予防薬を投与する前に必要な血液検査と時期がかぶっていたので、その内容も兼ねた検査をしてもらいました。

注射嫌いなベル。

採血のときは大暴れ。あまりにも激しいので、一旦落ち着かせるため私達も診察室から席を外して、処置されるのを待ちました。

終わって呼ばれた後は、意外と何事もなかったように落ち着いて診察台に座っているベルがいました。

一体どうやって採血したんだろうと思いましたが、まぁ無事血も採れて終わって良かったです。

血液検査では一部数値に軽度の上昇がありましたが、成長期によく見られる範囲とのことで、手術には問題ないとの結果でした。

いよいよ手術当日

手術当日は、絶食が必要でした(病院や手術によりますが、こちらの病院は水はOKとのことでした)

近頃食べ渋りもなくなっていたので、朝ごはんを我慢させるのは心苦しいものがありました。

11時までの来院でしたが、家にいても何だか落ち着かないので、少し早めに病院に向かいました。

先生に、軽く手術の説明や質問に応えていただいて、いよいよベルを預ける時がきました。

あまり、飼い主が動揺していたら、ベルも不安になると思ったので、トリミングに預けるくらいの気持ちで軽く挨拶して預けました。

日帰り手術なので、夕方には迎えにいくのですが、ベルが待っていない家に帰るというのは久しぶりで、既にもう寂しかったです。

ベルはもう当たり前に家にいる存在になったんだなぁと改めて実感しました。

迎えにいく時間まで、また長く感じました。

やっとお迎え時間がきたときは、早く会いたい気持ちと何だか少し怖い気持ちと半々でした。

病院の診察室で、まず先生から手術の概要と手術後注意することなど説明を受け、実際、摘出した子宮と卵巣を確認しました。

小さかったけど、しっかりした形もあって、改めて手術をした重みを感じました。

そして、いよいよ手術後のベルと対面するときがやってきました。

キャリーに入れられたベルは、お耳がぺしゃんと下がり、たくさん泣いたのかまつ毛がびしょびしょに濡れていました。

私達をキャリーの上から確認しても、動くのも辛いのか俯き加減であまり反応がありません。

これにはさすがに可哀想で、いたたまれない気持ちになりました。

やっぱり、手術の体への負担はよっぽどなんだろうなと感じました。

手術跡には、医療用テープが貼られていました。

この医療用テープも万が一食べてしまっても必ず出てくるので、舐めたりしていてもそんなに気にしなくても大丈夫とのことで安心しました。

術後に気をつけることとして、体の中の縫って閉じた糸が縦に抱っこしたりすると、引っ張られて出血することもあるとのことで、2ヶ月ほどはそのような抱き方は控えてください、とのことでした。

ジャンプしたりするのは大丈夫かどうか確認しました。

もうそれはどうしようもない部分があるので、やりすぎに注意してもらうぐらいで大丈夫とのことでした。

術前におっしゃっていた通り、散歩は元気であれば次の日から行っても大丈夫とのことでしたが、今の状態を見る限り、さすがに明日は無理そうだなと思いました。

家に帰ってからも、やっぱり基本あまり動かず、少しとてとてと歩くぐらいでほとんど休んでいました。

帰ってからは、水を飲めるなら与えて吐いたりしなければ、いつもの3分の1ほどの量のフードを与えてください、とのことでした。

水を与えてみて吐いたりはしなかったので、フードも与えてみました。

少しずつですが、与えた分は食べてくれたので安心しました。

ベルは何か訴えることがあるときに、キューンと鳴く子なのですが、この日は鳴く元気もなかったのか、全く鳴くこともなかったです。

でも、夫の胸の上で安心して眠る姿を見て、ようやく私も肩の力が少し抜けた気がしました。

本当によく頑張ったね、ベル。

術後経過

手術した次の日の朝は、まだやっぱりまったりモードだったので、散歩は控えました。

昼すぎくらいから、ちょっとずつ元気がでてきた感じで、リビングに出すとクッションを噛み噛みして引っ張るぐらいには元気になってきました。

そして、夕方夫が仕事から帰ってくる頃には、まだいつものジャンプとまではいかなくとも、尻尾をふりふりブンブンとだいぶ元気になってきた様子がありました。

便は、小さめのがちょろっと出る感じで、抗生剤を飲んでいた5日間程はその影響なのかコロコロしたものが多かったのですが、それ以降はいつもの便に戻ってきました。

そして、2日目の朝、散歩にいこうよのキューンが始まったので、これはいけるかと連れ出してみると、普通に歩いていて、わんこの回復力凄すぎるとなりました。

これには本当に驚いたし、ベルのたくましさに、私の方が励まされたような気持ちになりました。

次の日にはこのへそ天
お腹に貼られた医療用テープ。
お腹周りの毛も手術のため少し刈られたよう。

傷口のテープも思ったより全然気にしていなくて、一週間後の術後検診の日に少しめくれている程度で、検診で綺麗にとってもらいました。

傷口もほとんど目立たず、先生の検診でも問題なく回復しているということでほっとしました。

避妊手術後は太りやすくなるので、食事管理を気をつけて、とのことでした。

今の体型がベストで完璧と褒められ調子に乗りそうでしたが、先生のアドバイスで、前から少しずつ変更していた体型管理用のフードでしっかり管理していこうと思いました。

今、術後2週間以上経って、ベルもすっかり元気になり、こちらが心配になるぐらいフルパワーで問題なく過ごしています。

こちらの病院にお願いして本当に良かったと思いました。

飼い主の不安を払拭するような話し方や心配しすぎないような先生の働きかけが、私には合っているなと感じました。

愛犬との相性だけじゃなく、飼い主自身が信頼して預けられる場所かどうかというのは、避妊手術をお願いする病院として思った以上に大事かもしれないと感じました。

これから手術を受ける方へ

私自身、避妊手術の日が近づくにつれて不安ばかりでした。


「本当に受けさせていいのか」
「手術して、ベルがどうなっちゃうのか」

当たり前ですが、愛犬の手術なんて経験のないことで、とても怖かったです。


でも今は、元気に走り回るベルを見て、心からほっとしています。


この記事が、これから避妊手術を迎えるわんちゃんと飼い主さんの少しでも参考になれば嬉しいです。

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